岡山県 岡山後楽園

日本三名園の1つ、ミシュラン３つ星評価取得の特別な庭園。

約300年前に作られた日本を代表する大名庭園。武士の権力の象徴のひとつで、金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園と並ぶ日本三名園とされている。

総面積約13haの敷地には、居間として作られた「延養亭」を中心に、能舞台、池、山、梅林、茶畑などがあり、日本庭園には珍しく広い芝地の開放的な造り。園内を一望できる「唯心山」やその周辺の水路などを歩きながら、移り変わる景色が楽しめるよう工夫された回遊式の庭園。

正門に近い「延養亭」からは、園内の景勝が一望できるとともに、園外の岡山城や周辺の山も背景とする「借景」としても見応えがある。

園内の中心部には、建物の中に水路を通した「流店」がある。水路の流れを曲げて建物の下に通したこの一帯は、水の流れを楽しむ場所。夏は涼しく、心静かに水を見つめる時間を歴代藩主も大切にしていた。

園内ではタンチョウが飼育されている。また、百本の梅林をはじめ、春の桜、ツツジ、花菖蒲、蓮など四季折々の花が楽しめる。秋は紅葉も美しい。

夏や秋に期間限定で開催される「幻想庭園」は、特別に夜間も開園し、園内をロウソクなどでライトアップする人気のイベント。昼と違う幻想的な夜の空間も楽しんでみたい。

園内には、地元岡山の旬の素材を使った和食が楽しめるお食事処「四季彩」の他、茶屋があるので抹茶体験してみては。

英語、韓国語、中国語のガイドサービスもある。（有料）