海・自然
一度は訪れたいしまなみ海道絶景スポット/亀老山展望公園(愛媛県今治市)
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- 地域
- 愛媛県
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- フォトライター
- by 瀬戸内Finder 編集部
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- 最終更新日
- 2022年08月28日
愛媛県今治市大島亀老山。
この山は、しまなみ海道の中でも特に夕日の綺麗なスポットとして、週末になると観光客やカメラ愛好家など多くの人が訪れます。
山道入口には大きな石の亀。
まずは、この山がどうして亀老山と呼ばれるようになったかのお話です。
今から1300年前。
旅の途中の僧が、ここ大島の洞窟に着き、黄金色に輝く美しい観音様を背負った大亀が洞窟にいるのを発見しました。早速、その観音様を持って山を登り、七堂迦藍(しちどう-がらん)を建立して崇拝しました。
それ以来この山は、亀老山と呼ばれ、訪れる人々に不思議なパワーを与えていると言われています。
頂上には展望台があり、来島海峡や芸予諸島、燧灘(ひうちなだ)など、瀬戸内海を360度見渡すことができます。
北の方角に、大島の山々。
南の方角には今治市内が見えます。
今治市を含むこの山々は、高縄半島と呼ばれ古くから神さまや仏さまが住むと言われています。
北西の方角。
中央にある小さな島が津島。その向こうに見えるのが、大三島です。
大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)と亀老山は、南北にほぼ一直線に並んでいます。
この直線を更に南へ行くと、今治市の天道ヶ頭山(てんとがとうざん)にたどり着きます。
天道ヶ頭山は、今治市朝倉にある山で、山の上には巨石があり古くから祭祀が行われていた所だとされています。
夕日が沈む少し前、しまなみ海道の周りの島々の間を縫うように、光の道ができます。
そして、大きな太陽が西の島の向こうに沈んでいきます。
太陽の沈む方角には、願いを叶えてくれる神さまがいると言われています。
太陽が沈むその瞬間までずっと見ていたい、そんな気持ちになります。
みんなの願いが叶いますように✩
関連地域
愛媛県
愛媛県といえば、みかん。全国的に知名度も高く、近年では穏やかな気候を活かして多くの柑橘類を生産している。また日本最古の温泉「道後温泉」や、城下町として栄えた松山では、ゆったりとした時間を味わえます。愛媛と広島を結ぶ「しまなみ海道」からは、多島美景観だけでなく、大迫力の造船所を眺めることもできます。村上水軍ゆかりの地や、せとうちの海産物を楽しむ島巡りもおすすめ。