歴史

引田名物ブリの漬け丼もいただける元豪商の屋敷を見学!/讃州井筒屋敷(香川県東かがわ市)

引田名物ブリの漬け丼もいただける元豪商の屋敷を見学!/讃州井筒屋敷(香川県東かがわ市)

元豪商の邸宅「讃州井筒屋敷」

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香川県東かがわ市の引田(ひけた)は、江戸時代から醤油醸造が栄えた街としても知られています。なかでも元豪商の邸宅を公開している『讃州井筒屋敷』では、屋敷の母屋を見学できるほか、引田名物のブリの漬け丼がいただけるカフェ、和三盆や手袋づくりの体験ができる工房も併設されており、小さなお子さんから大人まで楽しめるスポットです。

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施設の入場は無料ですが、母屋の見学は入館料として300円が必要。受付のところでパンフレットがもらえるので、そちらを参考に館内を見学してみましょう。

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『讃州井筒屋敷』を所有していたのは佐野家。元禄期(17世紀末)の醤油の製造を、宝暦期(18世紀中ごろ)に酒の製造も始め、栄えた商家です。『讃州井筒屋敷』という名前は、寛政期(18世紀末)ごろに、屋号を「井筒屋」としていたことから名付けられています。

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佐野家は織物や盆作りのほか、銀行経営にも携わるなど引田町内のみならず、香川県内、徳島、大阪、岡山など広い地域で事業を行っていた実業家という側面も。そんな佐野家についても、パネルや展示物を通して学ぶことができます。

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建物は江戸後期から明治期に建築されたもので、趣たっぷり!明治時代や大正時代に作られたガラス戸、石灯篭や大きな飛石が置かれている庭など、風情のある空間に、どこか心も癒されます。

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また、屋敷内をじっくり観察してみると、趣向をこらした部分が至るところにあり、おもしろいです。例えば、こちらの茶室上部には、変わった形の左官窓があるのが分かるでしょうか?

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実は、こちらは蛤(はまぐり)の形をしているんです。黒檀(こくたん)を細く丸めた格子を組んだところに障子がはめられていて、月明かりに照らされると、とっても風流なんだとか。センスが光る、そんな洒落た造りも、とっても素敵でした!

ひな祭りの時期には「雛人形展」が開催される

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訪れた2月下旬はちょうど母屋企画展として「 雛人形展」が開催されており、入り口のところからかわいい雛人形がお出迎え。この企画展は、毎年ひな祭りの時期に実施されるもので、2023年は2月5日から3月26日まで見学することができます。

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館内には江戸末期や明治、大正時代といった古くからある雛人形が各部屋に展示されています。一口に「雛人形」といっても、時代や制作したお店によって表情、造りもさまざま。ぜひ、じっくりと見てみてください。

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数ある雛人形の中でも、こちらの「引田飾り」は地元引田に古くから伝わる伝統的な雛飾りです。引田では昔から女の子が生まれると、お雛様をご近所にお披露目する習わしがあり、近所の子どもたちは各家を回ってお菓子をもらう「ひなあらし」。ハロウィンのようなイベントが開催されていました。

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雛壇は7段が一般的で、両脇には大小の市松人形が並んでいるのが特徴。そのほか、桃の花や中心に飾った餅花や、子宝に恵まれることを願ったわけぎ、家庭を守るはまぐり、社会に羽ばたくようにとの思いが込められた「うずまき」など、女の子の幸せを願った品々が飾られています。

引田名物の「ブリの漬け丼」がおいしい

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『讃州井筒屋敷』の敷地内には、一之蔵から五之蔵まで5つのスポットが点在しています(二之蔵は現在店舗なし、与之蔵は催し処)。一之蔵には「ごはんや醤(ひしお)」という食事処がありました。

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お店の人気メニューは、「ブリ漬け丼定食」(1500円・税込)。実は、引田はブリ養殖の発祥地でもあるのです。

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引田の醤油に漬けられたブリは、あっさりとした味わいで臭みもまったくありません。ふっくらと炊かれたご飯との相性も抜群で、あっという間に完食!引田に来たら、ぜひ味わってみてほしいオススメの一品です。

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三之蔵は1階がお土産売り場、2階がてぶくろ工房となっています。こちらでは引田名物の和三盆や醤油などのお土産が買えるほか、和三盆型抜きやオリジナル手袋づくりなどの体験をすることも可能。特に和三盆型抜き体験は、小さなお子さん連れのファミリーにも好評です。

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また、五之蔵には昭和レトロの店やカイロプラクティックアロマケア、チワワ専門店などのお店が並んでいます。観光もグルメも体験もできる『讃州井筒屋敷』。引田を訪れたら、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 瀬戸内Finder フォトライター 中田優里奈

関連地域

香川県

瀬戸大橋を介して本州と四国を繋ぐ四国の玄関口、香川県。県民のソウルフードとして親しまれている「讃岐うどん」は、県外からも多くの観光客を集めています。歴史的な観光資源と個性豊かな島々に恵まれてているのも特徴。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した「栗林公園」、長い石段で有名な「金刀比羅宮」に加え、どこか地中海を思わせる美しい小豆島の他、せとうちの風景と現代アートを融合させた取り組みも人気を博しています。