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岡山・広島・山口の城を巡る旅/岡山城・後楽園・福山城・福寿会館・岩国城・錦帯橋

岡山・広島・山口の城を巡る旅/岡山城・後楽園・福山城・福寿会館・岩国城・錦帯橋

旅行の計画を立てるときは、何かテーマを決めてみるのもおすすめです。
そこで今回は「お城とグルメ」をテーマに岡山、広島、山口の3県をまたぐ旅行プランをご紹介します!

スポット 1:日本三名園の一つである庭園をのんびり散歩

岡山後楽園(岡山県岡山市)

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まずは岡山県岡山市の観光からスタートします!最初に向かうのは金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園の一つに数えられる『岡山後楽園』。岡山藩2代藩主の池田綱政が作らせたもので、江戸時代を代表する回遊式の大名庭園です。

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池や小高い丘、砂利島などが点在する園内は約4万坪と広く、散策するだけでもいい運動に。茶店や売店もいくつかあるので、岡山の地元料理を食したり、お土産を買ったりと、景色以外もたっぷり楽しんで。

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なお、『岡山後楽園』では毎年、春・夏・秋の夜間に「幻想庭園」として特別開園を実施しています。ライトアップされた夜の庭園とお城は、昼間とはまた違った魅力があり、ムード満点。春は桜、初夏は藤や花しょうぶ、秋は紅葉など四季折々の花も楽しむことができるので、ぜひカメラを持って遊びに行ってみてください。

スポット 2:黒塗りの下見板で覆われた姿がカッコイイ!

岡山城(岡山県岡山市)

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次は『後楽園』から歩いて5分ほどのところにある『岡山城』へ。黒塗りの下見板で覆われた外観はとてもかっこよく、別名「烏城」とも呼ばれています(烏=カラスのこと)。

岡山城を築城したのは、豊臣秀吉の家臣・宇喜多秀家。天守内は岡山市出身の歴史学者・磯田道史氏が監修した「分かりやすく」「楽しい」展示が充実しており、小さなお子さんから大人まで楽しめます。

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最上階の6階や5階の窓からは、屋根に鎮座する金のシャチホコはもちろん、その後ろに広がる『岡山後楽園』や旭川、岡山市街が見渡せます。また、天守最上階は1945年の空襲で焼失する前の天守閣に使用されていた「華頭窓」(内部のみ)や、金色の唐松文様を一つひとつ刷り上げた壁紙「唐紙」なども再現しており、見どころ満載です。

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ユニークな体験展示も多く、楽しみながら歴史を学べる『岡山城』。オリジナルグッズや岡山土産が販売されているショップでは、かっこいい御城印も販売しているので要チェックです。

スポット 3:パリ発のライフスタイルブランドが手がけるロースタリー

Café Kitsuné Okayama Roastery(岡山県岡山市)

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観光で歩き疲れたら、おいしいコーヒーでひと休みといきませんか?

『後楽園』『岡山城』観光の際にぜひ立ち寄ってみてほしいのが、パリ発のライフスタイルブランド『Maison Kitsuné(メゾン キツネ)』が手がける『Café Kitsuné Okayama Roastery(カフェ キツネ オカヤマ ロースタリー)』。お店は『後楽園』から徒歩3分ほど、鶴見橋を渡った先にあります。

大正時代の古民家をリノベーションした趣たっぷりの外観もさることながら、焙煎マシンがある店内もモダンな造りで、とってもオシャレです。

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こだわりの味を追求するためコーヒーは、オリジナルブレンドを1種類のみ用意。人気メニューはカフェラテとキツネの形をしたサブレで、写真のようにサブレを立てて撮影するスタイルがSNSでも話題に。

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サブレは甘さ控えめで、コーヒーとの相性もバッチリ。バター、チョコ、抹茶味と3種類あるので、お好みの味をどうぞ。

スポット 4:築城400年を機にリニューアル!白と黒のコントラストが美しい城

福山城(広島県福山市)

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岡山をあとにして続いて向かうのは、広島県福山市。こちらの『福山城』は徳川家康のいとこである水野勝成が築城したお城で、新幹線のぞみ号も停車するJR福山駅から徒歩5分というアクセスのよさも魅力の一つです。

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『福山城』の見どころといえば、総鉄板張りの天守の壁。敵からの砲撃に備えるため天守の壁を総鉄板張りにした例は、日本史上初めて、かつ全国で唯一!その総鉄板張りが、「令和の大普請」を経て2022年のリニューアルで復元されたのですが、白と黒のコントラストが本当にかっよくて惚れ惚れします!

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また、天守内部は「福山城博物館」となっており、福山城や福山藩の歴史を楽しく学べるようにと工夫を凝らした展示が充実しています。人間国宝の講談師・神田松鯉さんが演じる徳川家康や、映像内ナビゲーターの落語家・春風亭昇太さん、人気声優・福山潤さん、広島県出身の講談師・日向ひまわりさんのナレーションなど、著名人が登場する解説も必見です。

スポット 5:安部和助氏が建造した昭和初期のお屋敷

福寿会館(広島県福山市)

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『福寿会館(ふくじゅかいかん)』は、福山城の天守閣北側、旧二の丸の場所にあります。海産物商で財を成した安部和助(あんべわすけ)氏が、昭和初期に別荘として建造したもので、建物は本館・西茶室・南茶室・西蔵・東蔵・洋館が並ぶ、大きなお屋敷。建物はすべて国の登録有形文化財になっており、和館と洋館は貸し切りの予約が入っていなければ見学することができます。

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和館と洋館の見学できなかったときは、お庭の見学だけでも可能。こぢんまりとした庭園ですが、軽く散歩するには十分です。庭園の散策を終えたら、次はカフェで休憩タイムといきましょう。

スポット 6:福山城を望むカフェでホッとひと息

Maison Anbe(広島県福山市)

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城内の散策で歩き疲れたら、カフェでまったりと一休み。『福山城』に行くなら、ぜひ行ってみてほしいカフェがあります。それが、先ほど紹介した『福寿会館』に併設されている『Maison Anbe(メゾンアンべ)』です。

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こちらのカフェ、なんと店内から福山城が見えるんです!可能であれば、ぜひ窓際に座ってみてくださいね。

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お店の人気メニュー「オリジナルプリン」は、カスタード部分に入っているレモンピールの甘酸っぱさがアクセントになっていて、クリームやカラメルソースと一緒に食べると甘さがちょうどいい塩梅に。服部産のしょうがを使用したピリッと刺激的な味わいのジンジャーエールもおすすめです。

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また、福山城内にあるふくやま美術館に併設された『あさひ喫茶』の店内からも、福山城を見ることができます。

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『あさひ喫茶』を運営するアサヒタクシー特製「黒カレー」と、福山市で人気のカレー店「コスケカレー」のカレーが楽しめる「2種のカレープレート」は、ピリ辛で大人向けの味わい。ランチは『あさひ喫茶』、食後のお茶は『Maison Anbe』と、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。

スポット 7:桜の名所としても知られる城

岩国城(山口県岩国市)

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広島県を後にして、最後は山口県へ。岩国市の『岩国城』は、標高約200mに位置する山の上にあります。「日本100名城」の一つにも数えられ、初代岩国藩主の吉川広家(きっかわひろいえ)によって1608(慶長13)年に建てられたお城。「桃山風南蛮造り」という上の階が下の階よりも大きく張り出す造りが特徴で、現在の天守は1962(昭和37)年に再建されました。

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展望台となっている天守閣からは、岩国市の街並みはもちろん、晴れの日には瀬戸内海の島々も見渡すことができます。天守閣内には甲冑や刀剣などの武具が展示されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

スポット 8:名勝指定100周年を迎えた岩国の人気観光スポット

錦帯橋(山口県岩国市)

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先ほど紹介した『岩国城』には、令和4年に名勝指定100周年を迎えた『錦帯橋』があります。岩国三代目藩主、吉川広嘉(きっかわひろよし)が作った橋で、木組みが施された木造の橋というところが特徴。現在の橋は2001年の「平成の架替」で改修されものですが、過去に洪水で2度の流失を乗り越え、改良を加えられながらも豊富な水量を誇る錦川に、今もなお残り続けています。

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自然なアーチを描く橋からは、春に桜、夏は鵜飼のかがり火、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景色を楽しむことができ、いつ訪れても飽きません。ライトアップされた夜の幻想的な姿もまた素敵です。

スポット 9:創業以来変わらぬ味で愛される岩国銘菓

岩まん本舗 岩味屋(山口県岩国市)

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『岩国城』や『錦帯橋』など岩国を観光するのなら、ぜひ訪れてみてほしいのが『岩まん本舗 岩味屋』です。

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お店の看板商品である「岩まん」は、創業以来変わらぬ美味しさで愛され続ける岩国銘菓の一つ。サクッと食感の良いパイ生地に餡を包んで焼き上げており、香り豊かなパイ生地と甘さ控えめな餡の組み合わせが絶妙で、その美味しさは餡子が苦手な人でもペロリといけてしまうほどです。

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人気すぎて入手困難なこともあり、「幻の銘菓」ともいわれている「岩まん」。「せっかくお店に行ったのに売り切れ」なんてことにならないように、購入時は電話での事前予約をおすすめします。ギフト用の箱入りはもちろん、単品購入も可能なので自分用のお土産にも、おひとついかがでしょうか?

城巡りとグルメを楽しむ岡山・広島・山口の旅はいかがでしたか?
お城の周辺には観光スポットやグルメスポットも多く、ゆっくり街歩きをするのも楽しいですよ。今回紹介した3つのお城を制覇したら、次は瀬戸内にある別のお城を攻めてみる、なんて旅プランもおもしろそうです。

瀬戸内Finderフォトライター 中田 優里奈

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旅に出たとき一番気になるのはお天気ではないでしょうか。日本で一番雨の日が少ない、「晴れの国」岡山県。瀬戸内海特有の穏やかな気候は、農業や産業だけでなく岡山の文化も育ててきました。江戸時代からの町並みを残す美観地区、made in japanのジーンズが注目される繊維の街。鷲羽山から雄大に延びる瀬戸大橋や、牛窓から見下ろす瀬戸内海は息を飲むほどの美しさです。まさにハレの気分で岡山を歩いてみてください。

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