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大人も子供も大満足!四国最大級の道の駅/道の駅くるくる なると(徳島県鳴門市)

大人も子供も大満足!四国最大級の道の駅/道の駅くるくる なると(徳島県鳴門市)

ジップラインを備えた徳島県内18番目の道の駅

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公共交通機関のルートや本数が限られている徳島を楽しむには車で移動するのが一番。見知らぬ土地で旅行者の強い味方となるのが、全国に点在する「道の駅」です。

もともとは安全で快適に道路を利用するために整備された施設であり、24時間無料で利用可能な駐車場やトイレなどを備えた休憩所でしたが、近年では、道路や観光の情報や緊急医療情報などを提供する機能、地域振興で交流を図る地域連携機能なども有するようになってきました。
駅ごとに地方の特色や個性を生かした取り組みも行われており、なかには「道の駅」を目的地に旅を楽しむ人もいるそうですよ。

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年を追うごとに進化し、ますます多くの人が訪れるようになった「道の駅」。2022年4月29日に徳島県鳴門市の国道11号沿いにオープンしたのが『道の駅くるくる なると』です。

こちらは四国地方で89番目、徳島県内で18番目の「道の駅」として開業。その特徴は、全国的に知られる鳴門金時やレンコン、鳴門鯛やワカメなど、地域の特産をはじめとした農産物や海産物にフィーチャーしているところ。
新鮮な食材や加工品を販売するだけでなく、さまざまな特産物を用いた美味しい料理や個性的なスイーツが楽しめる食堂やカフェなども展開しています。入り口付近にある大きな鳴門金時のオブジェは、人気のフォトスポットになっているそうですよ。

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こちらは親子連れに人気の屋上広場。遊具が設置されているほか、鳴門市街が遠くまで一望できる見晴らしデッキや屋上ジップライン(予約制)などがあり、まさに“体験型食のテーマパーク”というコンセプトを体現した施設だということがわかります。

また、この“くるくる なると”という名称には、徳島・鳴門の代名詞ともいうべき“鳴門の渦潮”のイメージに加えて、多くの人々の出会いと交流を生み、笑顔を地域に広げ、元気うずまく施設でありたいという思いが込められているそう。この景色だけでも気になりますよね。

鳴門の誇る特産物や加工品を旅のお土産に

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1階で大きなスペースを占めているのは、地元で生産されている鳴門金時をはじめとした生のさつまいも、さつまいもを使ったスイーツ、パン、商品などをメインとした『お芋コーナー』。

そのほか、新鮮な農産物や、それらを活用したスナック、ジャムなどのオリジナル商品も販売。スタッフがセレクトした全国各地の調味料や加工品も販売しており、朝から多くの人々で賑わっています。

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パン屋さんをはじめ、和菓子や洋菓子、プリンの専門店なども入っており、どこの商品も、ギフトとしても、お土産にもぴったり。

たとえば、生食パンや明太フランス、メロンパンやクリームパンなど、毎日食べたくなるようなパンを販売している『ベーカリーイモホレタ』では、数量限定で「阿波黒牛のサーロインゴロゴロカレーパン」を販売。大きなステーキ肉が贅沢に入ったカレーパンは“一食の価値あり”です!

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そして、何と言っても人気なのは、すっかり『道の駅くるくる なると』の名物となっている「おいもあんぱん」。

地域の特産物である鳴門金時を使ったおいも餡をたっぷり包み込んでおり、何と1日2,000個も売れるとか。手に持ってみると、ずっしりした重さにびっくりするはずです。

休日や祝日にはあっという間に売り切れてしまうため、到着後に焼き上がり時間をチェックしておくことをおすすめします。

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こちらはお芋の和菓子専門店である『芋屋鳴福』の数量限定「極細けんぴ」。通常の芋けんぴよりもかなり細いせいか、1本ごとの食感が軽く、カリカリでいくらでも食べられそう。
関西圏で放送されているテレビ番組などで紹介されたこともあり、かなりの人気商品です。

ほぼ1時間に一度のタイミングで店頭に並ぶのですが、そこまで数が多くないため、さきほどの「おいもあんぱん」と同じく、できあがり時間を見ておくと安心かもしれません。

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1階の奥には、寿司や刺身、海鮮丼などを販売しているテイクアウト専門の『おさかな海鮮市場 とと丸』があります。

鳴門わかめや鳴門鯛など、地元の名前を冠した特産品はもちろん、さまざまな種類の新鮮な海の幸と加工品がショーケースに並べられています。

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特に人気を集めているのは『おさかな海鮮市場 とと丸』ならではのオリジナル海鮮丼。

刺身と炙りの2種類が楽しめる「ぶりぶり鰤丼」や「鯛の2色丼ぶり」のほか、脂の乗った鮪のトロと赤身を贅沢に使った「トロとろとろ丼」など、どれを選ぶべきか目移りしてしまいますね…。

地元の食材が堪能できる食堂とカフェもおすすめ!

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テイクアウトではなく、ここで食べたいという方には、隣にある『くるくるなると大渦食堂』を覗いてみては。

さきほどの海鮮丼をはじめ、徳島ラーメン、阿波尾鶏の親子丼や阿波黒牛のステーキプレートなど、バラエティー豊かな料理が待っています。

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しかし、何と言ってもおすすめは海鮮丼です!
鮪・サーモン・鯛・海老・イクラが乗った「大渦5色丼」、鯛・鰤・蛸の「くるくるなるどん」など、全部で14種類(※季節によって変わります)。

グループで訪れたのならば、三段重ねになった器にさまざまな海鮮を豪快に盛り付けた「くるくる大渦 海鮮絶景丼」に挑戦してみても。総重量は約2キロほどあるので、4、5人でシェアしても満足できるのではないでしょうか。

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食堂もいいけれど、カフェでゆっくり食事を楽しみたいという女性陣には、反対側の北入口近くにある『ホレタテキッチン』がおすすめです。

男性陣も満足できる阿波黒牛を使ったハンバーグやステーキのほか、地元の美味しい野菜を主に使ったエッグベネディクトや和風キーマカレー、オムライスやパスタ、子供向けのプレートなどのメニューが揃っています。

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そして、カフェといえば、スイーツを外すわけにはいきません。
一番人気である「鳴門金時パンケーキ」をはじめ「いもほりほりパフェ」や「鳴門金時ブリュレベイクドチーズケーキ」「鳴門金時おさつスティック&バニラアイス」など、ここでしか食べることができないラインナップに魅了されることでしょう。

“体験型食のテーマパーク”というコンセプトを標榜した『道の駅くるくる なると』。徳島を訪れた際には、旅の途中に立ち寄ってみてください。きっと満足できるはずです。

 瀬戸内Finderフォトライター 重藤貴志

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四国八十八ヶ所のスタート地点となる徳島県。東西を山に囲まれ、扇状に広がる徳島平野、その先に広がる瀬戸内海。海の幸、山の幸に恵まれ、新鮮な食材を楽しむことができます。また目を楽しませてくれるのは本場の「阿波踊り」。見て楽しむだけでなく、観光客も参加して楽しむことができるのも魅力の一つです。瀬戸内海が魅せる鳴門の渦潮や、秘境祖谷のかずら橋、大歩危峡の川下りなど、徳島の自然も満喫してください。

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