体験
リフレッシュにおすすめ!兵庫県のど真ん中の森林で健康ウォーキング/多可町健康保養地(兵庫県多可町)

兵庫県内唯一の“クアオルト®”認定コース
そんな多可町の美しい野山を元気に歩き回っている人たちがいると聞き、秘密を探るべく潜入したのが健康ウォーキングイベント。
緑あふれる森林、おいしい空気、清らかな水などの地域の恵みを生かして、多可町ではドイツの『クアオルト®=健康保養地』で用いられる『気候性地形療法』をベースにした健康ウォーキングが積極的におこなわれています。
健康ウォーキングのポイントは、無理をせず運動リスクを軽減しながら歩くこと。まず、袖をまくったり首元を開けたりして体表面の温度を下げ、さらさらな状態を保ちます。さらに、コース途中の案内板に従って足を止め、心拍数を計測・記録し、歩くペースを調整します。
専門のガイドが一緒に歩いてレクチャーをしてくれるので、健康ウォーキングが初めてという人も安心して参加できます。
大阪から行ける健康ウォーキングイベント
『多可の森健康ウォーキング』には、週2回の毎週ウォーキング(1回500円)と月1回のイベント(参加費は都度異なる)があり、健康な人なら誰でも参加できます。町内に設定されたコースは、難易度が異なる1.2~5.8kmの全18コース。体力に合わせて参加するもよし、毎回参加して違った景色を楽しむのもよし。
多可町は神戸や大阪からも約1時間半で行ける距離なので、ワーケーションや休日の気分転換にぴったりです!
お邪魔したのは月1回開催される要予約のイベントです。この日は初心者にも優しい『エーデルささゆりガルテンコース』を歩いたあと、ミニ門松作りをおこないました。
爽やかな朝は血圧測定から始まる
集合場所は森のホテル『エーデルささゆり』前。バイエルン地方の建物をイメージしたホテルは2021年に改装を経てリニューアルオープンしました。ここに泊まって、少し早起きして健康ウォーキング。そんなプランもおすすめです。
いざ出発!かと思いきや、まだまだ。歩き始める前に、体温と血圧をチェックしなければいけません。自分の体調を把握して、無理なく歩く準備を始めるんですね。そして広々とした庭で、木々を眺めながら念入りにストレッチなどの準備体操をします。
だんだん体がほぐれてきます。『30秒間片足立ち』チャレンジなどの長い将来を見据えた運動も侮ってはいけません。
気持ちの良い庭園を横切り、森に向かって「お邪魔します!」と挨拶をして、全長1.29km、高度差78mのコースを歩きます。短いコースではあっても、歩いては止まり、歩いては止まり、脈拍を測るのが健康ウォーキングです。『160 -(マイナス)年齢』の心拍数を目安に運動負荷を調整しながらビューポイントへ。
山の上から見下ろす『エーデルささゆり』もステキです。
ヤッホポイントで気分爽快
コース途中には、ビューポイントとともに『ヤッホポイント』なるものがあります。ここで何をするかというと、やまびこを聞くときにおなじみのあの掛け声を参加者みんなで叫ぶのです。
ただし、「ヤッホー」ではなく「ヤッホ」。
どちらかといえば「ヤッホッ」。音を伸ばさないのが、対面する山との距離が短いときのちょっとしたコツだそう。そうすると、なるほどきれいに「ヤッホッ」と返ってきます。楽しい。なかなか爽快な体験です。
ウォーキングのあとは、心地よい日差しのなかで、思いっきりストレッチをします。1日のスタートがばしっと決まりますね。
多可町の健康ウォーキングには毎週参加する常連さんが多いものの、気軽に飛び入りウォーキングできるオープンな雰囲気があります。これが、町外からの旅行者にはとてもありがたい。月1回のイベント時は、多可町の天然素材を散りばめた門松を作ったり、お弁当を食べたり、毎回楽しい企画も待っています。
健康維持のためにと、近所を数日歩いてみたはいいものの、なかなか健康習慣を続けるのは難しいもの。そんな人も多可町の自然と元気いっぱいの常連さんを目の前にしたら、継続のきっかけがつかめるかもしれません。
※企業の福利厚生の一環として多可町の健康ウォーキングを導入するところも増えているそう。気になる人は、多可の森健康協会に問い合わせてみてくださいね。
関連地域
兵庫県
瀬戸内海と日本海の2つの海に面し、中央には中国山地が延びる兵庫県。古くから貿易の拠点として発展してきた商業地と豊かな自然が残る兵庫県は、観光地としての見所も数多く存在します。異国文化漂う神戸の町並み、白く輝くように美しい姫路城、せとうちの海で大きく育った明石のタコや、四季の花々を楽しむことができる淡路島。買い物、温泉、歴史や文化、そして自然。どれをとっても一級品の旅が楽しめる場所です。
