体験
百島(ももしま)で過ごすアクティブ&アートな週末旅行プラン/広島県尾道市
大人だって、たまには外で思いっきり遊びたい! そんなアクティブなあなたにオススメの場所があります。それが尾道市の離島、百島(ももしま)。
コンビニもスーパーも信号もないこの島は、2012年に『ART BASE百島』が誕生したことを機に、若者たちを中心にじわじわと人気が高まりつつあるのです。
今回は、そんな百島でアクティブ&アートな週末を過ごす1泊2日プランをご提案!
スポット1:尾道駅前から船で百島へ
DAY 1
尾道方面からは、高速船または車も搭載できるフェリーで福田港(百島)へ。
時刻表はこちらからご確認を。
尾道の町を船の上から眺めながら、25〜50分ほどで百島・福田港に到着(所要時間は航路によります)。
周囲約10km小さな島なので歩けなくはないですが、港では無料のレンタサイクルもあるので車の乗り入れをしない場合は利用してみてくださいね。
では早速、百島アクティビティを楽しみましょう!
スポット2:『瀬戸内隠れ家リゾートCiela』でバーベキュー
DAY 1
まずは『瀬戸内隠れ家リゾートCiela(シエラ)』にチェックイン!
こちらは、百島の最北部のビーチに面した貸別荘です。
目の前にビーチ!という最高なロケーション。アウトドア好きならたまりません。
バーベキューコンロやチェア、パラソルなどはレンタル無料です。
テント泊するなら、シュラフ(布団のような寝袋)やエアーベッドなどを有料でレンタルすることもできますよ。
1階はキッチンのあるオープンスペース、2階にはベッド2つとお風呂があります。
キッチンには鍋やお皿、オーブンなどの家電が充実しているので、食材を持ち込むだけでOK。キッチンで作った料理を外に持ち出して食べるだけでもアウトドア気分は満開です。
スポット3:お手軽マリンスポーツ!『百島カヤッククラブ』
DAY 1
別荘地でもある百島は、水上スキーやヨットなど本格的なものから、カヤックやSUP、海水浴といった海あそびを楽しむ人がこぞって訪れる場所でもあるのです。
今回は、初心者でもチャレンジしやすいカヤックを体験!
予約したのは『百島カヤッククラブ』のカヤック体験60分コース。
今回は宿泊先である『瀬戸内隠れ家リゾートCiela』の前のビーチでカヤックを楽しむことにしました(時間や場所は応相談)。
代表・漆原雅利さんのレクチャーを受けたら、大海原に出発!
(とはいっても瀬戸内海にはほぼ波がなく、初心者の方でも安心して楽しめます)
そのままどこまでも行っちゃって〜!
カヤック体験は60分〜。
体験場所はその日の波によって異なるので、事前に&当日確認を。
暮れゆく瀬戸内海の夕景を眺めながらの「サンセットクルーズ(90分)」、コバルトブルーに輝く海ホタルや夜光虫の中を進む感動の「海ほたるナイトクルーズ(約3時間)」などもありますよ。
スポット4:『瀬戸内隠れ家リゾートCiela』に宿泊
DAY 1
1日目はこのまま『瀬戸内隠れ家リゾートCiela』に宿泊。おやすみなさい!
翌日10:00のチェックアウト後は、アートな1日をエンジョイしましょう。
スポット 5:『ART BASE百島』でアート鑑賞
DAY 2(土日祝限定)
のんびり島の風景を楽しみながら、宿から歩いて約25分。
『ART BASE百島』は、閉校となった旧中学校の校舎を再活用したアートセンター。
アーティスト・柳 幸典と協働者による創作活動を展開する“アートの基地”です。
ミクロで繊細な作品から、壮大なスケールの大作までさまざま。
離島の旧校舎という退廃的なロケーションと現代アートの対比がピリピリと刺激的。
常設展だけでなく企画展も随時開催されています。
スポット6:巨大すぎるお風呂とランチ『五右衛門ハウス』
DAY 2
その巨大さに笑いが止まらない五右衛門風呂が、百島にあります。
それがこちら。
でかっ!
『五右衛門ハウス GOEMON HOUSE』では、事前に予約をすれば巨大五右衛門風呂に入浴ができるんです。
隣に写っているのは五右衛門ハウスを改修した職人集団「百島工房」の田中さん。なかなか背の高い男性です。それでこのサイズ。
4人グループでも一緒に入れちゃいますよ。
海も見える、山も見える、貸切の露天風呂。最高なのは言うまでもありません。
そんな『五右衛門ハウス』では、1週間〜3日前までに予約をすればこんな素敵なランチも味わえます。「五右衛門ランチ」はドリンク+デザート付きで1,500円。
百島でとれた野菜をふんだんに使った、見るも鮮やかな美しい料理。
ドレッシングまで丁寧に作られており、箸を進めるほどに感動し、癒やされます。おいしい……
内容は季節によって変わります。それも楽しみ。
『五右衛門ハウス』は、島の廃屋を再生するプロジェクトによって誕生した、宿泊施設とアート作品の展示空間を兼ねたアートハウス。
『ART BASE百島』と地元の方々の協力により、2019年夏に完成しました。
田中さんは五右衛門ハウスの利用者限定バーの店長でもあります。
ドリンク片手に百島の面白い話を尋ねてみてください。きっとバンバン出てきますよ。
スポット7:気ままに百島散策
DAY 2
帰りのフェリーまでの間、海岸沿いをのんびりお散歩。
百島は釣り好きにもってこいの島でもあるので、釣り道具を持参するのもおすすめ!
ご紹介した他にも、百島では十文字山トレッキングや スタンド・アップ・パドルボート(SUP)体験などのアクティビティも楽しめます。
そのほか、日付限定でオープンする『 百島しあわせパン製作所』、完全予約制の食事処『爺ちゃまクラブ』(公式サイトがないため要検索!)といったお店も。
事前に予約をして訪れましょうね。
スポット8:福田港(百島)から尾道方面へ
DAY 2
名残惜しいですが、帰りの時。
百島からの帰りは、フェリーなら17:22、高速船なら18:29が最終便です。
この日は台風の影響?で、空が驚くほどビビッドなピンク色に!
夕暮れの海、オレンジ色の灯りがともる尾道の町はなんだか幻想的。
フェリーのボディにこんなペイントを発見!
すかさず記念写真を撮って今日は解散。お疲れさまでした〜!
いかがでしたか?
尾道の離島・百島には、町ではなかなか経験できないアクティビティや、見ることのできない景色、そして心身をすっきりリフレッシュできる豊かな時間が待っています。
前後の日に尾道散策も組み込みながら、尾道の島も町も大満喫する旅行プランを立てて見てくださいね。
瀬戸内Finderフォトライター 塚本 明日香
関連地域
広島県
「嚴島神社(宮島)」と「原爆ドーム」という2つの世界遺産を有し、国内外から多くの旅行者が訪れる広島県。広島風お好み焼き、牡蠣、レモンといった定番グルメから、化粧筆の代名詞ともなった熊野の筆づくり、かつての軍港の姿を残す呉の街並み。根強いファンが多い地元球団やサッカーチームの観戦も見逃せません。また近年では、サイクリストの聖地「しまなみ海道」や、連なる島々を飛び石に見立て名付けられた「安芸灘とびしま海道」など多島美景観を実際に体験・体感できる観光も人気です。
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