海・自然
『四国最北端』は神秘的な岩窟があるパワースポット!?/竹居観音岬(香川県高松市)
答えは香川県の『竹居観音岬(たけいかんのんみさき)』。
高松市の中心部からも比較的近い庵治半島(あじはんとう)の北端部に位置し、『竹居岬』や『観音崎』とも呼ばれます。
竹居観音岬への行き方
こちらが竹居観音岬への入口。
庵治半島をぐるりと周回している県道36号から、このような急坂を100mほど下っていくと、先ほどの冒頭写真にあった『四国最北端』のモニュメントが見えてきます。(※3台ぐらい停まれる駐車場もあります)
一帯は『竹居観音寺』の境内となっていて、北に向かってしばらく歩いていくと本堂に至ります。
岬を探検する前に、まずはお参りしましょう!
いざ!四国最北端の地を探検!
本堂から岬の先端に向かって、さらに道が続いています。
右手には瀬戸内海やそこに浮かぶ島々が見えて、フェリーや貨物船など多数の船舶が行き交います。
途中から左側に断崖絶壁が迫ってきますが、岩場を巧みに利用して桟橋が造られていて苦もなく歩いていけます。
断崖に祀られた七福神などを眺めながら先へ進んでいくと、巨岩の上に立つ鳥居が見えてきました。
この鳥居の地点から沖に浮かぶ小豆島の全景を見渡すことができて、まさに絶景ポイント!
ちなみに、この場所は背後に高い崖があり午後には日陰になってしまいますので、できれば午前中に訪問するのがオススメ。道はさらに先に続いています。
最奥には神秘的な岩窟が!
岩場を縫うように参道を歩いていくと、最奥には神秘的な雰囲気の岩窟(いわや)があります。
実はこの岩窟は高松城の鬼門に当たるとされ、高松城を最初に築城した生駒親正(いこまちかまさ)や高松藩初代藩主の松平頼重(まつだいらよりしげ)がここに観音像を奉納したそうです。江戸時代以前からパワースポットとして非常に重要視されていたのですね。
岩窟内部は撮影禁止となっていてここではご紹介できませんが、ぜひ皆さんも実際に訪れて内部の不思議な空間を体感してくださいね!
断崖の横には美しい砂浜も広がり、夏はここで海水浴が楽しめます。
比較的知名度が低くて穴場的なビーチですので、静かに過ごしたい場合にオススメ。
沖に浮かぶ島々を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせそうです。
『四国最北端』の地はいかがでしたか?
竹居観音岬は瀬戸内海の絶景を見ながら岩窟を探検したり、夏には海水浴も楽しめる魅力あふれるスポット!
ちなみに、『四国最東端』は徳島県の蒲生田岬、『四国最西端』は愛媛県の佐田岬、そして『四国最南端』は高知県の足摺岬です。
四国の四つの端を踏破する旅も面白そうですね!
機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。
※なお、厳密には四国最北端は竹居観音岬のもう一つ西隣にある岬です。(ただし、一般観光客は立入禁止)
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
関連地域
香川県
瀬戸大橋を介して本州と四国を繋ぐ四国の玄関口、香川県。県民のソウルフードとして親しまれている「讃岐うどん」は、県外からも多くの観光客を集めています。歴史的な観光資源と個性豊かな島々に恵まれてているのも特徴。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した「栗林公園」、長い石段で有名な「金刀比羅宮」に加え、どこか地中海を思わせる美しい小豆島の他、せとうちの風景と現代アートを融合させた取り組みも人気を博しています。
