アート・文化
金魚ちょうちんの町、柳井の夏の風物詩/柳井金魚ちょうちん祭り(山口県柳井市)

鮮やかな紅白に、どこかおどけたような表情がかわいらしい金魚ちょうちん!
幕末の頃、柳井の商人が青森のねぶたをヒントに、伝統織物『柳井縞』の染料で染めて作ったのが始まりとされています。
今ではすっかり柳井のシンボル。夏には『柳井金魚ちょうちん祭り』が毎年開催されています。いつも静かな柳井の町ですが、本祭り当日である8月13日は約8万人の人で賑わうそう!
本祭に向けて、8月上旬から「金魚ちょうちん点灯式」などのプレイベントが行われます。
▶︎ 2022年度の概要はコチラ
柳井市HPより
2022度は金魚ちょうちんの明かりのもとで会場の雰囲気をゆっくりとお楽しみいただく「静かな祭り」となります。
開催を見送る主なイベントは
「金魚ねぶたの練り歩き及び爆走」
「金魚ちょうちん踊り」
「ふるさと花火打ち上げ」
開催する主なイベントは
「金魚ちょうちんの装飾及び点灯」
「金魚ねぶたの展示」
「白壁江戸祭り」
数千匹の金魚の灯り
2022年度は8月6日(土)には『白壁の町並み』にて19:00から金魚ちょうちんの点灯式があります。約2,500個の金魚ちょうちんに灯りがともり、町は幻想的な雰囲気に包まれます。
2022年度は「静かな祭り」として開催が見送られましたが、毎年のお楽しみは『やない白壁夜市』でした。
白壁の町並みのあちこちに出店や体験コーナーが並びます。地元の特産品やグルメを味わったり、ワークショップで自分だけの小物を手作りするのもいいですね♪ そして翌週には、金魚ちょうちんの町ならではのイベントが行われていたんです…!
本気の金魚すくいバトル!
それがコチラ。柳井市商工会館で開催される、全国金魚すくい選手権大会の柳井地区予選です!
こちらでは選手以外の方でも、有料で金魚すくいを楽しむことができます。
そして、いよいよ8月13日は本祭り!
圧巻!巨大金魚ねぶた
柳井の町を巨大な金魚ねぶたが練り歩きます!
本祭りは8月13日(土)の15:30~20:00。白壁の町並みから麗都路(レトロ)通り一帯が、熱気に包まれます。
ラッセーラ、ラッセーラ! 鮮やかな金魚ねぶたが、掛け声に合わせ練り歩く様子は迫力満点!
柳扇会による『金魚ちょうちん踊り』も必見です。そして祭りのフィナーレといえば、やっぱりコレ!
夜空を彩る『ふるさと花火』! ※2022年度は見送り
やないにちなんだ871発の打ち上げ花火で、柳井金魚ちょうちん祭りは幕を閉じます。この夏は是非、金魚ちょうちんでにぎわう夜の柳井においでませ♪
瀬戸内Finderフォトライター 武井奈々
関連地域
山口県
本州と九州を繋ぐ要の場所、山口県。城下町として栄えた地域も多く、日本の近代化にあたっては数多くの歴史や偉人がこの場所から生まれました。春は桜、夏は花火と季節毎に違った表情を魅せる錦帯橋、風情ある町並み、美しい庭園に寺社仏閣。またTVコマーシャルのロケ地としても有名になった角島大橋や、雄大なカルスト台、鍾乳洞はまさに絶景。ぜひカメラを片手に旅をしてみてください。
