海・自然
もうひとつのエンジェルロード?!『丸山島』/香川県三豊市
三豊のエンジェルロード?!『丸山島』
やってきたのは三豊市北西部の香川県三豊市詫間町大浜甲2144付近に位置する荘内半島(しょうないはんとう)。 休日はサイクリストたちが大勢走っている、のどかで景色も最高な半島です。
こちらの島が今回アタックする『丸山島(まるやまじま)』。
満潮時はこんな感じの綺麗な島なのですが……
干潮になると、小豆島のエンジェルロードのように島へ続く“幻の道”が姿を現します。
2025年12月9日の干潮時刻は 午前8時00分。この道は、干潮時刻の前後約2.5〜3時間(潮位差1.5m以上) に渡ることができ、特に大潮の時期は潮の干満差が大きいため、砂の道がより広く、長く出現します。
島へ渡る際は、気象庁の潮汐表で干潮時刻を事前に確認することが重要なポイントです。
幻の道にたどり着くまでは、干上がって石ころがたくさんある場所を通るため、歩きやすい靴も必須。
ん? 颯爽と歩くこの背中……
その正体は……!!
マイベストオブ三豊ガイド!石井さん
ババンッッ!!
三豊のプロガイド(勝手に呼称)こと三豊市観光交流局の石井さんです!
改めまして、今日はどうぞよろしくお願いします~!
「よろしくお願いします~! 今日はむっちゃ天気良くて良かったですね! もう大分丸山島への道ができてきています。この辺りは一帯浅瀬なので、もっと時間が経てば国道より太い道ができるんですよ」
そ、そんな太い道が……!
綺麗な海に、青い空!
のんびりSUPを楽しむカップルも。
こんないい天気だから特に気持ちいいんだろうな〜!
さて、石井さんが丸山島に近づくと見えてきたのは……
浦島太郎の像に遭遇!
浦島太郎の像!
実はこの丸山島の対岸である鴨之越(かものこし)は、浦島太郎(日本のおとぎ話の登場人物。亀を助けたお礼として海底の竜宮城に連れられ、お土産として持ち帰った玉手箱を開けると白髪の老人になったとされる若者)が亀を助けた場所として地元で語り継がれているのだとか。
他にも、この辺りには浦島太郎が生まれた場所とされる生里(なまり・『生』まれた『里』と書く)や、彼のお墓など数多くの所縁のスポットが存在しており、荘内半島全体が浦島太郎伝説の発祥地と呼ばれる場所なんです。
丸山島には『浦島神社』もあるんです
浦島太郎の像を見つけたら、『浦島神社』もすぐそこに。
こちらは何のご利益があるんでしょうか?
「ズバリ、浦島太郎とかけて『健康・長寿』です」
浦島太郎を長生きだったと認識していいものか少しばかりの不安が脳裏をかすめましたが……なるほどです!
堤防の先は、海を眺めることのできる特等席。
「パートナーを見つめるような笑顔で」という無茶振りに優しく応えてくれた石井さん。
平日のお昼休憩に友人とここに集合し、綺麗で穏やかな海を眺めながらランチをとることもあるのだとか。
なんて素敵すぎる、三豊ライフ。
日本の夕日百選にも選ばれた丸山島・鴨之越の夕陽
もうひとつ石井さんが教えてくれたのが、この鴨之越に沈む夕陽。
「三豊市の自慢の夕陽は父母ヶ浜だけじゃありませんよ! この浦島伝説の伝わる丸山島・鴨之越では、絵にも描けない美しさの夕陽が旅人の心を癒やしてくれます。個人的には、海岸線をドライブしながら見る鴨之越の夕陽がおすすめです。
駐車場は、地元の方のご厚意によるもので数に限りがあるので、くれぐれもマナーを守って駐車してください。ゴミも必ず持ち帰りましょうね」
実は、日本のウユニ塩湖とも呼ばれる父母ヶ浜から繋がっているこの場所。当然こちらで望む夕陽も綺麗というわけなんですね。
干潮時には幻の道を、夕方には美しい夕陽を楽しめる丸山島。
小豆島のエンジェルロードはもう訪れたと言うあなた、次は三豊市にも来てみませんか?
瀬戸内Finderフォトライター 山田 芽実
関連地域
香川県
瀬戸大橋を介して本州と四国を繋ぐ四国の玄関口、香川県。県民のソウルフードとして親しまれている「讃岐うどん」は、県外からも多くの観光客を集めています。歴史的な観光資源と個性豊かな島々に恵まれてているのも特徴。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した「栗林公園」、長い石段で有名な「金刀比羅宮」に加え、どこか地中海を思わせる美しい小豆島の他、せとうちの風景と現代アートを融合させた取り組みも人気を博しています。